令和4年路線価の動向
令和4年分の路線価が、7月1日(金)に国税庁より発表されました。
新型コロナウイルス禍の影響が薄まり、感染拡大に伴う下落傾向に歯止めがかかり全国の平均路線価は前年比0.5%増で、2年ぶりに上昇しています。愛知県内は、栄地区の再開発が進み地価が上昇し始めており、18年連続で「中村区名駅1丁目名駅通り」1平方メートル1,248万円(前年比0.9%増)が最高路線価となります。
路線価とは
国税庁が毎年7月に公表する、日本全国各地の市街地に位置する道路に面する宅地の1月1日時点の1平方メートル当たりの価格です。土地を相続した際に課される相続税や、土地を譲り受けた際に課される贈与税を計算する際に用いる土地の価額となります。
路線価は、その土地の時価として公表されている公示価格のおよそ80%に設定されています。
出典:国税庁ホームページ(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4602.htm)
路線価図の説明
路線価は、路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額(千円単位で表示しています。)のことであり、路線価が定められている地域の土地等を評価する場合に用います。
なお、路線価が定められていない地域は、その市区町村の「評価倍率表」をご覧ください。
路線価図は地域のマップに情報が記された地図部分と、その上の説明部分とでできています。 説明部分の左右端には二行の数字があり、上は年、下には今ご覧の路線価番号が記されています。 説明部分の中央は一番左が地区及び地区と借地割合の適合範囲を示す記号の一覧です。その右に各路線価の右隣に表示しているA~Gの記号に対応する借地権割合を示します。次いで方位を示す矢印と、当図(今ご覧の路線価図)に接している他の路線価番号が記載されています。その次に地図が示している地域の名称と所轄の税務署名が記されています。
地区区分について
地区区分では「ビル街地区」、「普通住宅地区」等の区分を示しています。また、地図部分に記されている記号の「黒塗り」「斜線」等によって、詳細が示されています。
注1:記号の上部又は下部(路線の向きによっては右又は左)が「黒塗り」又は「斜線」で表示されている路線の地区
区分は、次のとおりです。
- 「黒塗り」の場合、その地区区分は「黒塗り」側の路線の道路沿いのみが該当します。
- 「斜線」の場合、その地区区分は「斜線」側の路線には該当しません。
- 「黒塗り」又は「斜線」ではない「白抜き」の場合、その地区区分はその路線全域に該当します。
出典:国税庁ホームページ(https://www.rosenka.nta.go.jp/docs/ref_prcf.htm)
各県庁所在地における最高路線価
出典:国税庁ホームページ(https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2022/rosenka/01.pdf)
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