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令和元年の路線価が公表されました【211号】

 国税庁は7月1日に相続税や贈与税の算定基準となる令和元年分の路線価(1月1日時点)を発表しました。愛知県の路線価は前年比+2.2%で、7年連続の上昇となっています。名古屋地区の最高額は中村区名駅1丁目名駅通りで、その路線価は1,104万円でした。前年比上昇率トップは中区栄3丁目で、23.5%も上昇しています。

 全国の都道府県庁所在地の最高路線価ランキングは以下の通りです。

 1位 東京   中央区銀座5丁目銀座中央通   4,560万円
 2位 大阪   北区角田町御堂筋        1,600万円
 3位 横浜   西区南幸1丁目横浜駅西口    1,160万円
 4位 名古屋  中村区名駅1丁目名駅通り    1,104万円
 5位 福岡   中央区天神2丁目渡辺通り      787万円

 路線価は、道路(路線)に面する宅地1㎡当りの評価額であり、相続税・贈与税を算定するときの基準として適用されます。
土地の相続税評価額は、以下の2つの方法により算定します。

 (1)路線価のある土地(路線価方式)
   評価額 = 路線価(千円/㎡)×面積(㎡)×補正率

 (2)路線価のない土地(倍率方式)
   評価額 = 固定資産税評価額 × 国税局長が地域毎に定める倍率

 路線価や倍率方式の計算に使用する倍率はどなたでも調べることができ、国税庁のホームページから確認することが出来ます。この機会に、ご自身が所有する不動産の評価額を調べてみるのも良いかもしれません。

(中嶋)

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